コトサワに聞いとけ

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そうだそうだ、聞いとけ聞いとけ

【災害ライフハック】カセットコンロとフライパンでご飯を炊く方法

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こんにちは、米炊き名人コトサワです

 

今回は、以前働いていた旅館で毎日かまどご飯を炊いていた私が、災害時にも役に立つカセットコンロとフライパンを使ったご飯の炊き方をご紹介します

 

この方法を使えば、災害時にガスや電気が止まっても出来たての温かいご飯を食べることができます

 

またこのレシピはフライパン限定というわけではないので、各ご家庭で用意できる鍋類で応用して作っていただけます

カセットコンロ×フライパン 白米の炊き方

用意するもの
  • 白米…2合

  • 浸水用の水…適量

  • 水…400ml


  • フライパン

  • カセットコンロ

  • カセットボンベ

※お米の合数はご自由に調整してください

お米1合に対して水が200mlの割合です

我が家は無洗米を使っています

無洗米は製造工程ですでにお米の表面を綺麗にしているので、お米を研がずにそのまま炊くことができます

自宅でお米を研ぐという作業をしなくていいので、災害時にも節水することができとてもオススメです


STEP 01

お米を研いで浸水させる

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我が家は無洗米なので浸水させるだけ

お米を研いで浸水させます

夏は30分以上、冬は1時間以上が目安です

火にかけてからは10分ほどで一気に炊き上げるので、炊く前にしっかり水分を吸わせておきましょう 

コトサワポイント

水分を吸う前のお米は下の写真の通り、半透明です

そして、浸水後に水分を吸うと透明度はなくなり白くなります

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浸水前のお米

 この白くなった状態を確認できたら、浸水ができた状態と判断できます

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浸水後のお米

 


STEP 02

フライパンの中にお米と水を入れる

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フライパンがカセットコンロの中心になるように

浸水したお米はザルなどで水気を切り、合数に合わせて分量を量った水と一緒にフライパンに入れます(今回はお米が2合なので水は400ml)

この時に、お米はなるべく平らになるようにしてください

 


STEP 03

蓋をして強火で沸騰させる

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泡がぷくぷく出ています

カセットコンロの火をつけ、強火でフライパンを熱します

今回は写真を撮るために蓋を外しましたが、火をつけた時点で蓋は閉めておきましょう

沸騰しているかが分からない場合は、蓋を開けて確認しても大丈夫です

(本来は炊き上がるまで蓋は閉じたままが望ましいです)

 


STEP 04

火を弱火にして5分待つ

沸騰を確認したら、火を弱火にします

蓋の隙間から湯気がたくさん出て、お米の炊けるいい匂いがすると思います

そのままの状態で5分待ちます

 


STEP 05

強火に戻して水分を飛ばす

弱火で5分待ったら、今度は強火に戻して水分をガンガン飛ばします

フライパンの中から「パチパチ」と音が聞こえてきたら、お米が炊けたということなので火を消しましょう

 

火は消すけど蓋はまだ開けない!

中身を確認したい気持ちをぐっとこらえて、蓋を閉じたまま5〜10分ほど蒸らしてください

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10分蒸らしたお米

 


STEP 06

全体的に軽く混ぜて完成!

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しゃもじは立てて切るように混ぜる

綺麗に完成しました

ベタッとならずに一つ一つが粒立っています

芯も残らずに炊飯器で炊いたお米と何も変わりません

炊飯器のように保温で保存ができないので、食べ切れる量で作るようにしましょう

 

コトサワポイント

炊き込みご飯の素や材料があれば、味つきご飯も作ることができます

水の分量と作り方は同じで、材料だけ足してアレンジしてください

 

\切り餅で、もちもちおこわ!/

 

あとがきです

いわゆる「非常食」と呼ばれるアルファ米フリーズドライ食品は、馴染みの少ない独特の味わいだったり、値段のわりに満足感を感じない場合があります

(といっても最近の非常食はとっても進化しているので、我が家でも活用させていただいている部分はあります)

 

我が家ではローリングストック法という食品の在庫管理法を使い、普段から食べ慣れているレトルト食品やスナック菓子を非常用として備蓄しています

 

今回ご紹介したカセットコンロとフライパンで白米を炊くという方法も、家にあるものを活用して災害時に備えるローリングストック法の一種です

 

カセットコンロとカセットボンベを常備しておけば、災害時にガスや電気が止まっても温かい食事を食べることができます

 

水でふやかすだけの非常食とは違い、家にある食材を利用して料理をすることもできます

 

料理をする方であれば、カセットコンロは普段使いもできると思いますので、一家に一台は用意しておいて損はありません

 

 

災害はいつ起こるかわかりませんので、早め早めに準備して備えておきましょう