こんにちは、コトサワです
今回はハンドメイド販売にオススメの8つのサイトをご紹介します
ハンドメイド専業作家のコトサワだからこその経験者目線で8つのサイトを徹底比較したいと思います
まだ販売をしたことがない初心者の方でも、この記事を読めば自分にぴったりの販売サイトを見つけることができます
ぜひ最後までお読みください
ハンドメイドを販売できるのはハンドメイドサイトだけではない
ハンドメイドはさまざまなジャンルのサイトで販売することができます
いわゆる「ハンドメイドサイト」と呼ばれるハンドメイド作品を専門に扱うショッピングサイト以外にも、気軽に始められるものからプロ向けの本格サイトまでいろいろです
今回私が紹介する8つのサイトは、上の表の4つのジャンルに当てはまります
それでは、各サイトの特徴を具体的に見ていきましょう
ハンドメイドサイト
ハンドメイドを売りたい人とハンドメイドを買いたい人が利用するサイトです
クオリティが高ければ、高価で出品しても売れます
逆に周りの販売者もクオリティが高いので、ある程度のものが作れないと売れないかもしれません
運営サイドの目に留まるような作品を出品すれば、サイト内で特集され売上や閲覧数が急上昇なんてこともあります
人気のジャンルでは既に人気作家の独壇場なんてこともありえるので、ある程度の実績ができるまでは売り上げが伸びないかもしれません
魅力的な作品を作り丁寧な取引を心がけていれば、多少販売価格が高くてもお客さんがつきます
ハンドメイドの価値を理解している人に向けての販売なので、堂々と価格をつけることができるのが魅力です
フリマサイト
家にある不要品を気軽に販売したり、掘り出し物を安く購入したい人が利用するサイトです
基本的に全ての商品が安価で設定されています
ハンドメイド作品の値段もやや安めです(クオリティ次第)
出品されているハンドメイド作品の質も、専門サイトに比べると劣るものが多いイメージです
どのジャンルも相場が底値なので、最初から高額設定をするとなかなか売れないかもしれません
また、フリマサイトは値引き交渉が頻繁に行われます
フリマサイトの公式ルールでは認められている行為なので、販売の際には値引き交渉がつきものだということを覚えておいてください
フリマサイトの魅力は、なんといってもその利用者数の多さです
分母が大きくなるので、必然的に商品が売れやすくなります
販売者に関しても、プロばかりの専門サイトに比べて素人が多いので、少し頑張れば人気作家になれるチャンスがあります
オークションサイト
オークション形式で商品を売る人と買う人が利用するサイトです
期間内になるべく高く入札されるのが望ましいですが、金額次第ではあまり儲けることができないかもしれません
逆に想像以上の高値で入札され、作品の価値を見出してもらえる可能性もあります
オークションサイト1本でハンドメイドを販売するのはあまりオススメできません
なぜなら、価格が不安定だとメンタルも不安定になる可能性があるからです
「この前はあんなに高く売れたのに」とか「同ジャンルのあの人はあんなに効果で入札されているのに」と考えていると、ハンドメイドを続けるメンタルが削がれてしまいます
ジャンルや売り方によってはオークションサイトがハンドメイドに適していることもありますが、万人向けかというとそうではない気がします
(個人的にはハンドメイド作品の材料調達にもってこいのサイトだとは思っています)
ネットショップ作成サイト
ネットでショップを開きたい個人にネット上の住所とショップの空箱を貸してくれるサイトです
ショップデザインからショップのルール・配送方法の選定など、全ての作業を自分で行います
ショップの空箱とショップ運営に関する便利な機能のみ最初から用意されています
ハンドメイドサイトやフリマサイトとは違い、自分の作品を掲載・宣伝してくれるサイトがありません
ネット上で検索するとショップが出てきますが、お客様に検索してもらうまでの流れを自分で作る必要があります
作品を知ってもらう術として簡単なのがSNS・ブログです
知名度がゼロにも関わらずいきなりネットショップを開設しても、まったく売れません
ハンドメイドを販売できる8つのサイトを徹底比較
上の項目でご紹介した4つのジャンルから具体的に8つのサイトを、ハンドメイド販売という観点から比較します
まず8つのサイトの概要をご覧ください
どれもハンドメイド販売によく利用されているサイトですが、それぞれの特徴とメリットデメリットがあります
ここでは
- 売れやすさ・客層
- 販売手数料・売上振込手数料
- ハンドメイド品の配送方法
- 運営・カスタマイズの自由度
の4つのポイントに絞って、8つのサイトを比較します
売れやすさ・客層
まずは作品の売れやすさ・サイトの客層についてです
売れやすさとは、”人目に触れやすいか、レベルがプロ級でなくても売れるか”という意味です
客層は、”作品を選ぶときに優先するのはクオリティか価格か”という観点で考えました
上の表に結果をまとめました
大手サイトで間借作家をすると、利用者が多い分売れやすいです
それに引き換え、自作のネットショップは自分で宣伝しなければ売上は伸びないでしょう
ですが一度有名になりブランド力も上がれば、リピーターも増え、高価なものでもどんどん売れるようになります
ショップのデザインや運営はブランド力の要なので、自分でそれをカスタマイズできるのは自作ショップの大きな魅力です
販売手数料・売上振込手数料
次に販売時・売上振込時にかかる手数料についてまとめました
販売時= 作品が売れるたびに、作品の価格から以下の手数料が運営に天引きされる
売上振込時= 作品の売上を自分の口座に受け取るときの手数料
STORESには無料プランと有料プラン(2,178円)があります
販売手数料はSTORESが一番安いです
Creemaは商品が売れるたびに11%も引かれてしまうので少し痛いです
振込手数料は、一定金額を超えると安くなるところが大半でした(2万円以上だと250円など)
ラクマは楽天が運営するサイトなので、楽天銀行宛に10,000円以上の振込をする場合は手数料が無料です
PayPayフリマは、PayPay銀行宛の振込が条件なしで手数料無料です
ハンドメイド品の配送方法
続いては、作品の配送方法についてです
これはサイトごとに事細かくルールが決められており、価格もまちまちなので、ここでは大まかな特徴と分類分けで簡単に説明します
まずどのサイトでも「ヤマト運輸」「郵便局」の各種さまざまな配送方法を利用できます
作品のサイズと価格に合わせて(補償の有無など)最適な方法を自分で選んでください
そして一部のサイトでは配送会社と提携した、サイト独自の匿名配送を利用することができます
匿名配送は、全国一律料金・荷物追跡・紛失補償・宛名書き不要といった販売者に優しい機能が盛りだくさんの方法です
発送先が増えると梱包・宛名書きに時間がかかり、ハンドメイドの制作時間に影響が出てしまうかもしれません
楽ができて優秀な配送方法を上手に利用しましょう
ショップの店主を名乗り作品を販売する場合は、所在を明らかにしなければいけないという決まりがあるので、ハンドメイドサイト(サイト内に自分のショップを作る)とネットショップ作成サイトは、匿名配送が使えません
運営・カスタマイズの自由度
最後はサイトをカスタマイズすることができる自由度についてです
自由度が低いからといってそのサイトが微妙かというと、そうでもありません
自由度が低い分、サイト側の運営がきっちり行われ、困った時は随時助けてもらうことも可能です
フリマサイトやオークションサイトで個性を表すことができるのは、アイコンや作品の画像類とプロフィール・商品説明の文章だけです
出品と管理が楽にできるのは大きなメリットですが、他の出品者との違いが少ない分、魅力的な画像と文章を用意する必要があります
ネットショップを自作すると、自由が効いて更にハンドメイド販売が充実すると考えがちですが
トラブル処理やカスタマーサービスを、自分自身で行なわなければいけないという点も忘れてはいけません
決められたルールの中で守られるか、自由にルールを作り自分で責任を持つか、自分の性格に合った方を選んでください
ハンドメイド歴でサイトをステップアップしていくのが無難
ここまで8つのサイトを比較して、メリットデメリットを解説してきましたが
コトサワの個人的な意見を言わせてもらうなら、ハンドメイド歴と売上に応じて「サイトの自由度をステップアップしていく」という選び方が無難だと思います
ハンドメイド初心者はフリマサイトでの販売がオススメ
もしあなたが、ハンドメイドを始めたばかりなのであればフリマサイトでの販売がオススメです
販売・購入に関するルールが詳しく決められているので、突然のトラブルでも対処できるマニュアルが完成しています
またハンドメイド作品自体のレベルもピンキリで、敷居が低く、初心者でもすぐに売れます
細かい運営はすべてサイト側がしてくれるので、制作時間も確保できます
ただ、サイトの利用者はあくまでも”フリマサイトを利用している”ということを忘れてはいけません
値段交渉は日常茶飯事だと思ってください
高くてもいいからクオリティの高いハンドメイドが欲しいと思っている人は、わざわざフリマサイトでハンドメイドを探しません
ハンドメイド制作に慣れてきたらハンドメイドサイトに切り替えるのがオススメ
もしあなたが、ハンドメイド制作に慣れ、そろそろステップアップしたいと考えているのであればハンドメイドサイトがオススメです
制作の要領を掴みリピーターも増え始めたら、ハンドメイドサイトへの出店を検討してください
ある程度のクオリティと顧客があれば、すぐに販売実績がついてくるはずです
サイト内では検索機能や特集ページなども用意されているので、他に負けない惹きつけられる商品画像を用意して新規のお客様にアピールしましょう
最終的にはハンドメイドのネットショップを自分で作成するのがオススメ
もしあなたが、本格的にハンドメイドを売り出し自分だけのオリジナルショップを作りたいと考え始めたのなら、ネットショップ作成サイトがオススメです
自分好みのデザインと自分だけのルールで、こだわりのハンドメイド作品を販売することができます
お客さんを引っ張ってくる必要があるので、他サイトに比べると知名度が必要です
SNSや口コミを利用して、自分で自分を宣伝します
最初の準備や運営に時間をとられるので、制作の要領を掴めていないハンドメイド初心者にはオススメできません
まとめ:自分に合ったサイトを選んでハンドメイド販売を成功させよう
最後にハンドメイドを販売するサイトの選び方について簡単にまとめます
- ハンドメイド初心者はフリマサイトでの販売がオススメ
- 慣れて自分好みにカスタマイズしたくなったら、ハンドメイドサイト・ネットショップ作成サイトへのステップアップが無難
- 自由度が低い=サイトのルールがしっかり決められていて利用者も多い=売れやすい
- 自由度が高い=ルールも客数も自分次第=運営次第で売れる
今回はハンドメイド販売にオススメの8サイトを比較・解説しました
私は実際にハンドメイド作家として各サイトを利用しています(していました)
ハンドメイドを販売する際には、1つのサイトだけに絞らず、複数のサイトを同時に利用することで、売上も知名度も上がります
余裕があれば、同ジャンルのサイトに複数チャレンジして、作品を出品してみましょう