こんにちは、コトサワです
今回は、我が家で大活躍中のローリングストックについて、具体的にどのように実践しているのか、続けるためにどんなことを心がけているのかをお話しします
そもそもローリングストックってなんぞやという方は、まず↓の記事をお読みください
(準備中)
家中の消耗品をローリングストックしています
我が家では家中のあらゆる消耗品をローリングストックしています
- 消耗する日用品すべて
- 調味料類・乾物・炭水化物
- インスタント食品・嗜好品
- その他賞味期限の長い食品
私の考える”ローリングストック”とは
まずはじめに、世間一般的なローリングストックのイメージに対して、私が考えていることをお話しさせてください
※あくまでも、私個人の意見です
\私の考え その1/
ローリングストックは防災のためだけのものだと思っていない?
ローリングストックは、活用方法次第で、家事の時短や節約にも効果があります
事実、私がローリングストックを始めた1番の理由は、家事の手間を減らして、少しでもラクをすることができると思ったからです(2番目が防災)
そもそも「災害時専用食品」を備蓄するという方法はローリングストックではない、と私は考えています
意識をしなくても普段から消費しているようなものだから「ストック → 消費 → 買い足し → ストック」のサイクルが成り立つわけで
普段から消費できないのであれば、ローリングもクソもありません
ただひたすらストックの状態が続き、賞味期限が過ぎた頃に無理やり食卓に並べるだけの、いわゆる”失敗”の備蓄管理になるだけです
「災害時のためのもの」と意識し過ぎて、消費が億劫になるような非常食を買うのは、正直デメリットしかありません
- 意識しないと消費できないので、賞味期限を覚えておかないといけない
- 食べなれない味なので、食べたい!と思いづらい
- 普段の食費と別の出費になる(しかも高いものが多い)
普段から消費しているものをローリングストックで備蓄するからこそ、ローリングストックのメリットを全面的に感じることができます
- 意識しなくても勝手に消費するから、賞味期限のチェックが必要ない
- 災害時に食べ慣れている味の食品を食べることができる
- 高価で使い勝手の悪い災害時専用食品が必要なくなる
- パンデミック時の買い占めや品切れに惑わされなくなる
もちろん、非常食には非常食のいいところがあり、災害時にはとても役に立つ代物だということは理解しています
ただ、ローリングストックには向いていないので、備蓄するときは別の管理が必要だと考えています
私は管理が面倒くさいので、進んで備蓄はしていません
\私の考え その2/
「多めに”備蓄しておく”」という言葉に囚われ過ぎていない?
ローリングストックを実践する上で「多めに備蓄しておく」ということに重きを置き過ぎていませんか?
この言葉のせいで、ローリングストックを始めるハードルが上がっていませんか?
ローリングストックは”備蓄しておく”ことが重要ではありません
名前の通り「ストック → 消費 → 買い足し → ストック」のサイクルを積極的に行うことが大事なんです
積極的に消費と買い足しをするのであれば、賞味期限を気にしたり、消費方法に困ったりすることもありません
また”備蓄を多めに用意する”ということは、一見大きな負担にも思えますが
非常食を溜め込むだけの備蓄とは違い、入れ替わりが激しく賞味期限のチェックも必要ないため、収納場所さえ確保できれば管理はとっても簡単です
普段から消費しているものであれば、プラスの出費にもなりません
\私の考え その3/
「普段から食べ慣れている・使い慣れているもの」を多めにストックして、災害が起きた時ら、それが災害用備蓄になる
上でお話しした2つの考えをまとめたこの「その3」が、私が考えるローリングストックの理想のかたちです
我が家で実践しているローリングストックは、この考えが根本にあります
この考えをもとに実践することで、ズボラな私でもモチベーションが高いまま、ローリングストックを続けることができています
やっていることは同じでも、考え方を変えるだけで、モチベーションはガラッと変わります
「災害時に備えて、決まった日数分を計算して常に在庫数を確保しなくちゃ」と考えると、すごく難しいことをしなくちゃいけないような気がします
でもその考え方を
「災害対策も兼ねて日用品を来月の分まで少し多めにストックしておこう、どうせ使うんだし」
といったものに変えてみるといかがしょうか
後者の考え方なら誰でもトライできそうな気がしてきますよね
私の場合は、災害用備蓄の細かい数を随時チェックするのが続かないと思ったので
じゃあ管理をしなくても常に数が一定になる仕組みをつくればいいんだ、という考えに至り、自分でそのシステムをつくりました
私のシステム:家に常に1ヶ月分の日用品がストックされる状況をつくった
=いつ災害が起こっても、1ヶ月分の備蓄を使える
→常に必要数を超えているから、災害時用に関する数字の管理は一切不要
ズボラでも続けられるようなルール・システムの作り方は、次の項目で説明しています
▼▽▼
ズボラな私がローリングストックを続けられている理由
ズボラな私がローリングストックを続けられている理由は、大きく分けて2つです
順番に説明します
ローリングストックを始めるときにやるべきことはたった1つ
「ストックするものを初回にちょっとずつ多めに揃える」ということだけです
物理的負担は、初回の買い物で少し荷物が多くなる程度です
購入するものは、近い将来どうせ買う予定だったものなので、プラスの金銭的負担はゼロです
来月の生活費を前借りするようなものだと思ってください
その後は(これまでの生活と同じように)減った分を買い足すだけです
ローリングストックを始めたことによるプラスの出費が出ることはありません
\続けられる理由 その2/
続けられるルールを自分で作った
続かないのであれば、続けられるようにすればいいだけです
ローリングストックの大原則だけ守れば、あとは何をしてもOK!
私は自他共に認める究極のズボラ女です
と言っても、やる気というか、ズボラなりに家事も家計管理も頑張りたいとは常々思っていました
(ズボラだってやる気はある、ただやってみたら続かないだけ、続くのであれば続けたいし、なんなら家事を効率化してサボる時間が増えればいいなと人一倍思っている…というのが本当のところです)
それから私は、ズボラでも頑張れるような家事術を探すようになり、結果たどり着いて見つけたのが、ローリングストックという在庫管理術でした
ローリングストックはそのままでも十分ズボラ向きな方法ですが、自分なりに改良を重ねて、さらに続けやすくなるマイルールも考えました
後で紹介するチェックリストのテンプレートもその1つです
ルールは、自分がルールに合わせるのではなく、ルールを自分に合わせる、といったあくまでもズボラを肯定するというものにしました
続けやすいルールを自分で作った結果、今では、同棲中の彼氏も積極的に一緒に取り組んでくれています
- なるべく作業の数を減らす
注意するのは、減らしていいのは「数」であって、作業そのものではないということ
2つの作業を合体させたり、1つの作業をすれば他の作業がカバーされたり、など
作業そのものは全てこなしているのに、数が減るという工夫をするべきという話です
- 合格ラインは絶対守れるところに設定
「これさえできたらOK」「最低でもこのラインまで」「この範囲内ならどれでもOK」
- 自動化して無心で作業できるように
覚えられないような難しい作業は一切なしで、気づいたら作業が終わっているというレベルが理想です
計算式を書いたり、書き込み箇所が多い表やグラフは続きません
- 管理しなくても大丈夫なシステムを作る
我が家のマイルールを具体例にしてお話しします
我が家には主に3つのルールがあります
- 災害が起きたら、家中の日用品が災害用備蓄になる
- 家には常に1ヶ月分の日用品のストックがある
- 日用品のラインナップの中で、災害用備蓄が全て揃うようにする
これらのルールのおかげで「普段使いの日用品を揃えれば、自動的に災害用備蓄も揃う」というシステムを作ることができました
日用品をローリングストックすると、追加作業ゼロで防災対策も完了するという仕組みです
こうなってしまえば、災害用備蓄のことを考える作業を丸ごとサボることができます
- 災害時に必要な家族の人数分 × 必要人数分の在庫数
→常に1ヶ月分の在庫があれば、余裕で足りるから
- 賞味期限の管理
→意識しなくても消費されるものしか備蓄しないから
- まとまった収納場所
→新しく買うのではなく、元々あったもの(住所のあるもの)ばかりだから
- 消費方法・タイミング
→普段使いするものばかりで、わざわざタイミングを作る必要がないから
ローリングストックを「家事のマルチタスク」だと考えてみてください
ローリングストックを導入すれば、家中のストックを一括で管理し、防災対策もバッチリ、工夫次第で節約や家事の時短にも効果を出してくれます
家事に関するツールや方法を使うときには、横のつながりを感じられるものを選ぶと、家中まとめてラクに管理ができるようになりますよ
理想は、1つの作業だけで複数のことが完了するイメージです
家事や防災をなるべくラクにこなす必勝法は、自分だけのオリジナルルールを考えることです
私自身も主婦系のブログやSNSを漁って、家計簿等の真似をしていた時期がありました
が、どれも本当に続きませんでした
人は一人一人違います
自分だけが続けられるルールを自分で作るのが成功の鍵です
その参考にいろいろなブログやSNSを見て、技を盗むのはありだと思います!(創作物を盗むのはダメです、当たり前ですが)
ちなみに…私が公開しているテンプレート類は、全てシンプルでアレンジが効くようなものばかりです
解説記事通りではなく、自分なりの方法で活用してもらって全然OKですし
なんならこんなふうに使ってますなど報告コメント等いただけたら、泣いて喜びます
無料なので、ぜひご利用ください
\配信中の全テンプレをチェック/
(準備中)
当記事で紹介しているテンプレート以外にも、家事や節約に役立つズボラ向けの家事テンプレートを無料配信しています
ズボラでも続けられるローリングストックのルール作りをステップごとに詳しく解説
ズボラな私がローリングストックを続けられているルール作りについて「ストック・消費・買い足し」の各ステップごとに詳しく解説します
【ストック編】家に常に1ヶ月分のストックがあるように
ストックの量
我が家には常に、日常生活1ヶ月分の日用品・常温食品・そのほか消耗品のストックがあります
1ヶ月分あれば、災害時の必要備蓄も余裕でまかなえると考えています
そんなにストックしておく収納場所がないよという場合は、1週間分とかそれくらいでいいと思います
仕分けるのが手間でなければ、災害時に必要な分だけ多めにストックして、それ以外は量を減してもいいかもしれません
私は、その仕分けるという作業すら面倒くさく感じてしまい、じゃあもう丸ごと多めでストックしちゃおうとなっています
(大は小を兼ねるってやつです、どうせいつかは使う日用品なので)
足りないのはダメですが、多い分には問題ないと思います(消費できていなければ問題あり)
常にボーダー以上の在庫が保たれていれば、数字を記録する必要もないので、管理がグッと簡単になります
ローリングストックは、とにかくゼロの瞬間がなければそれでいいです
在庫は切らしたらダメ、絶対
ストックの収納場所
収納場所は、1箇所にまとめる必要ないですし、普段のものの住所に少し多めに置いとくだけでOKです
我が家の場合は、お菓子とインスタント食品だけ、専用の備蓄ボックスを用意しています
- 買い足すべき量が一目で分かる
- その食品がキッチンにないというだけで、消費が減り節約につながる
- 万が一外に持ち出すことになっても、すぐに持っていける
- とりあえずこの箱に放り込んでおけばいい
私も彼氏も、お菓子とインスタント食品が大好きなのですが
このボックス収納のおかげで食べ過ぎを防止できている節をすごく感じていて、食費の節約にもつながっています
パッと見ただけで残量が分かりますし、嗜好品はとりあえずこのボックスに〜という感じにしておくことで、買い物後の収納も楽です
ストック量を安定させた方法
我が家の日用品買い出しは月に一度だけです
「ローリングストックを始めよう!」となった最初の月に、そのツキイチ買い出しで2ヶ月分の日用品を購入しました
そしてそれ以降は、この図のようなサイクルを繰り返し、常にストックが1ヶ月分以上保たれるシステムを安定させました
当たり前ですが、賞味期限に余裕のあるものだけで用意しています
【消費編】「古いものから消費する」ただそれだけ
消費に関してはあまり何も気にしていません
ただ古いものから消費していくだけです
災害時専用の非常食等の備蓄はしていないので、備蓄を消費する専用デーなども設けていません
賞味期限も気にしたことがありません
こういった記録をしなくていいのは、日用品オンリーだからできることです
【買い足し編】リストを活用して買い足し作業のハードルを爆下げ
買い足し作業を最大限にサボるために、家中のローリングストックを一括管理できるストックリストを作りました
一度記録したらそれで終わり、というわけではなく、1枚で1年分の記録ができる様式です
私は毎月末に、このリストで家中の消耗品の在庫をチェックして(めっちゃ簡単)、その日のうちに買い物に行き「買い足し」の作業を済ませます
1ヶ月分の日用品を購入するツキイチの買い物は、正直言ってかなりの量になります
大きいものや重たいものは、ネットショッピングを活用して、手間を省くようにしています
1日に複数の店を回るのは疲れるので、安い店が密集している or 日用品も食品も安い大型店舗を利用するといいでしょう
我が家の近所には「近くのドン・キホーテに価格対抗している激安スーパーに、さらに価格対抗したドン・キホーテ」があるので、そこで日用品も食料品も購入するようにしています
安さを売りにしている量販店は近隣の最安店舗に価格対抗をしていることが多いので、狙い目です
ストックリストは、数を管理するモノというよりは
家事(日用品の買い出し、買い物メモの作成、買い過ぎ・買い忘れの防止)をラクにするためのサボれるツールだと思っています
ストックリストを使い始めてから
- 生活用品の買い物回数が激減(生鮮食品以外は月に一度だけになりました)
- 「あ!醤油まだ新しいのあったやん!」ってことがなくなった(買い過ぎ防止)
- 「うわ、洗剤また買い忘れた、洗濯できない、ドラックストアまだ開いてるっけ?」ってことがなくなった(買い忘れ防止)
- 週に一度の食品買い出しで重い調味料を買うことがなくなった
- 週に一度の食品買い出しで、お菓子やインスタントなどの余計な嗜好品の購入がなくなった
- 同居人にリストを見せれば説明ゼロで情報を共有できる
- 一年分の記録が見れるから、使い過ぎているものが分かる
といったひたすら生活のためになるメリットをたくさん感じています
今では私のズボラライフに欠かせないものになりました
\テンプレを無料で配信中/
(準備中)
コトサワが実際に愛用しているストックリストのテンプレートは、↑の記事から無料ダウンロードできます
詳しい使い方の解説もしてます、お時間のある方は是非どーぞ
災害時の対策もちゃんと用意しています
いくら「災害時のストック管理は自動化している」とはいえ
ほったらかしすぎもよくないなと思ったので、”災害用備蓄”専用の管理システムも一応つくってみました
具体的には、家にあるもので災害用のストックが足りているか、目安表でチェックできるというものです
このチェックも定期的に行うものだと思い、それなら2回目以降の自分がラクできるようにと、1度の書き込みで長期間使えるチェックリストのテンプレートをつくりました
ストックしておくべき備蓄をリストアップして、定期的に見返せる目安表がつくれます
一度完成させれば、その後は書き込みや記録は不要です
日用品=災害用備蓄という我が家のローリングストックの性質上、チェックも半年に一度程度で大丈夫だと思います
これなら、たまーにリストを見て「よし!今回もちゃんと必要な数をキープできてるね!」ぐらいのスタンスで続けることができます
\コチラも無料で配信中/
(準備中)
先ほどのストックリスト同様、このチェックリストのテンプレートも↑の記事から無料ダウンロードしていただけます
ストックリストとセットでご活用ください
まとめ:ローリングストックを長続きさせたいなら自分にぴったりのスタイルを見つけるべし
最後に私がローリングストックを続けられている理由を簡単にまとめます
記事内では、我が家のローリングストックに興味を持ってくださった方のために、私が実際に愛用しているチェックリストのテンプレートもご紹介しました
そのまま使ってみるもよし、自分が続けやすいようにアレンジするもよし、お好きなようにご活用ください
ローリングストックは、防災術としてだけでなく、家事の時短や節約にもとっても効果のある優秀な在庫管理法です
試したこのない方は、これを機に是非トライしてみてください